経営者必見!元国税調査官が教える税務調査のほんとうの知識

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個人事業主と法人における経費の違いとは?

個人事業主と法人における経費の違いとは?

事業を個人事業主として行っている場合で、「法人にした方が節税になるの?」という質問・相談が多くあります。 また、不動産投資・運用を行っている場合も同じで、当初は個人名義で不動産を購入していたが、法人を設立して不動産投資・運用をした方がいいのか、という疑問を多くの人がお持ちでしょう。 今回は税務上、個人と法人の「経費の(範囲の)違い」について解説します。 ■原則的な経費の考え方と違い 税務上、確かに個人(事業主)と法人の場合では、下記のとおり、経費がどこまで認められるか、

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会社の借上げ社宅に住んだ場合、本人からいくら徴収すればいいか?

会社の借上げ社宅に住んだ場合、本人からいくら徴収すればいいか?

数少ない節税方法の1つとして、広く知られているのが「社宅」の活用です。 会社から支給される給与(もしくは役員報酬)から、税金や社会保険料を差し引いた後の手取り金額から家賃を支払うよりも、会社が借上げた社宅に住む方が節税になり、実質的な手取り額が増えることになります。 これは従業員だけでなく、会社の社長(役員)であっても同じように適用できます。 今回は、社宅の活用による節税と、そこに課税されないための・税務調査で否認されないための対策を解説します。 ■社宅活用でどの程度

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会社がランチなどの食事代を負担したら税金はどうなる?

会社がランチなどの食事代を負担したら税金はどうなる?

最近は従業員に対する福利厚生的な意味合いから、業務中のランチなどを会社が費用負担する会社も増えているようです。 また、店舗系の事業など、顧客対応が常に発生する会社の場合は、明確にランチタイムが取れないことから、会社が食事を準備・提供する会社も存在します。 さて、会社が従業員のランチなど食事代を負担した場合、税金はどうなるのでしょうか。 ■従業員に対する経済的利益には課税食事負担の課税関係を説明する前に、原則となる考え方を解説します。 まず、「経済的利益」を理解いただか

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謝礼などのリベートは税務調査でどう問題になるのか?

謝礼などのリベートは税務調査でどう問題になるのか?

ビジネス上、相手方に便宜を図らってもらい仕事を得たため、もしくは仕事を振ってもらった謝礼として、いわゆるリベートを渡すケースがあります。 リベートに関しては、税務調査でよく問題になりますので、今回はその論点について解説しましょう。 ■支払いリベートの処理方法 リベートを支払っている場合、原則として「交際費」として経費に計上することになります。 なお、交際費は税務上、800万円までは経費(損金)になりますが、それを超える部分は経費(損金)になりませんから注意が必要です。

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日当はいくらまでなら許されるのか?

日当はいくらまでなら許されるのか?

法人だからこそできる節税策として、出張した際に日当を支給することができます。 「個人事業主より法人の方が節税できる3つの方法」 ただし、 高額な日当は税務調査で否認される可能性もありますので、注意が必要になります。 では、日当の金額はいくらまでなら大丈夫なのでしょうか? ■日当の金額基準はない日当の金額を設定するにあたって、非常に難しい問題は、いくらまでなら大丈夫という明確な基準がないことです。 ですから、税務の専門家である税理士であっても、「日当がいくらまでなら

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消費税の税抜経理と税込経理はどっちが節税になるのか?

消費税の税抜経理と税込経理はどっちが節税になるのか?

消費税を納めなければならない法人・個人事業主の方は、普段の経理・会計処理において、「税抜経理」と「税込経理」のどちらかを選択することになります。 どちらを選択するかは完全な自由なのですが、「自由と言われても・・・???」という方のために、どちらの方が節税になるのかについて解説していきましょう。 ■交際費の上限は税抜経理の方が有利! 中小企業の場合、交際費は年間800万円まで全額経費(損金)とすることができ、800万円を超えた分は経費(損金)にすることはできません。 この

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プロスポーツ選手の必要経費否認から学ぶ

プロスポーツ選手の必要経費否認から学ぶ

先日、元プロ野球選手で、現在は中日ドラゴンズの2軍打撃コーチの森野将彦氏が、過去に税務調査を受けて、必要経費を多額に否認されていたことが大々的に報道されました。 ■森野氏申告漏れ事件 「森野氏申告漏れ 選手時、家族との外食を経費計上」 「中日森野コーチが申告漏れ=選手時代に3900万円-名古屋国税局」 これらの報道をきちんと読むと、「現役選手当時の2013年3月までの3年間」が税務調査の対象期間となっていますから、2018年の現在からすると、 けっこう昔の話であること

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クレジットカード払いでも領収書をもらわないとダメです!

クレジットカード払いでも領収書をもらわないとダメです!

今回は、かなり多くの方が「勘違いしている」ポイントについて解説しましょう。 結論はタイトルの通り・・・ 「クレジットカード払いでも領収書をもらわないダメ」ということです。 まず、 「領収書がなくても経費にできる!?」 でも解説しましたが、法人もしくは個人事業主の方で、領収書をなくしてしまった場合であっても、支払ったことが説明できる場合は、経費にすることができます。 もちろん、領収書が無くても、クレジットカードの明細などがあって、支払ったことが説明できる場合も含みま

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領収書がなくても経費にできる!?

領収書がなくても経費にできる!?

確定申告をするのに、領収書を整理していたら・・・ 「あれっ!?確かにあの支払いをしたのに、領収書がない!」 あまりいいことではありませんが、実際によくあることですよね。 今回は、「領収書がないと経費にならないのか」について解説しましょう。 目次 1. 経費には出来る…けど 2. 領収書がなかった場合の対応方法 2.1. 支払った事実がわかる(通帳など)ものを残しておく 2.2. 支払った事実をメモ書きで残す 3. 消費税は別 1.経費には出来る…けど結論から書くと

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税務調査の時期は決算月で決まる

税務調査の時期は決算月で決まる

税務調査は秋が最盛期で、年明けから確定申告時期は調査件数が少なく、また春になると急激に増えるというサイクルを毎年繰り返しています。 目次 ■. 税務調査の最盛期 ■. 春の税務調査、秋の税務調査 ■. 時期がズレた調査には要注意 ■税務調査の最盛期では、税務調査の時期はどのようにして決まっているのでしょうか。 法人に対する税務調査は、原則として、国税は下記の基準で税務調査の時期を決めています。 秋(7~12月)の税務調査:2~5月決算法人 春(1~6月)の税務調査

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